先日の披露宴のこと、
紋付羽織袴姿の新郎と、お着物姿の新婦が二人揃ってのご登場。
登場口は、列席のお客様から随分と遠い場所でした。
ただ、使用されたBGMは、ドラマ、Jin_仁 で使用された
MAIN TITLEと名付けられたサントラの曲でした。
和装姿の新郎新婦、その会場にはもってこいの曲でした。
庭を挟んだ場所から見える新郎新婦の声は、列席の皆様には届かず、
けれど、お二人から離れた場所で、静かな曲が鳴る会場でお待ちになるゲストの会話は会場中に響きます。
お客様が口々に『わぁー!いいねー!2人いいねー!』の声。
その声を聞きながら、結婚式って本当にいいものだと感じていました。
そして、迎えた、2分34秒から2秒間の空白。
2分36秒の瞬間2人の姿が、会場に届けられたら、どれほど素敵だろうか、、、と感じながら、
お二人の姿は少し間に合わず、3分5秒の繰り返されるサビに何とかタイミングがあい、新郎新婦の姿をお客様の近くにお迎えする扉から登場していただくことが出来ました。
あと、30秒。
30秒早くお迎え出来ていたら、お客様の心に、音楽の力を借りて、さらに大きな何かを残すことが出来たはず、、、。
と、感じています。
音楽は、力を貸してくれます。
思い出の音楽。
忘れられない音楽。
そして、知らなくとも、記憶に残る音楽。
もっと、何かできないだろうかと、改めて感じる瞬間を迎えました。
もっと、何か、していきたいものです。